白紙からチラシを作る⑥
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「白紙からチラシを作る」と題して、数回に分けて、どのようにすれば良いチラシが出来るのかを出来る限り分かり易くお教えいたします!今回で第6回目です!
今回のお題!
前回は『レイヤー』についてご紹介をさせていただきました!
今回は『配色』について説明をしたいと思います!
記事を作っている段階できづいたのですが、『色が持つイメージ』をまとめるだけでも1回分使ってしまいそうですので、『配色』については2,3回に分けて記事にします!
配色って?
配色(はいしょく)とは、色を配置、構成すること。
自然の中に存在する色は「ただ美しい」が、生産し消費される色の社会は、色彩の科学的な基本を充分に考慮し、感覚面での効果、作用に注目して「配色」されている。
「配色」、つまり色の組み合わせ方を考えることは、感覚面での個性をふまえると同時に、色相・明度・彩度(色の三属性)の異なる色の無限の組み合わせに挑戦し、選択するという意味であり、グラフィックデザインの根幹をなす仕事であるとも言える。
【引用】
wikipedia 『配色』
配色 - Wikipedia
最終更新 2017年5月20日 (土) 09:16
すごく難しいことのように書かれていますが、要するに…
色の使い方や組み合わせによって、様々な印象を与えることが出来るって意味です。
チラシを作る際は、それぞれの色が持つイメージをしっかりと理解しなければなりません!
これは非常に重要なことで、『配色』ミスはチラシを台無しにしてしまいます…
色が持つイメージ
先程も書きましたが、配色の前に個別の色が持つイメージを理解することが非常に重要です。
簡単にまとめましたので、参考にしてみてください!
色が持つイメージは大体このような感じになっています。
見てみるとなるほどと感じる人とそうでない人がいるのは個人差があるためです。
また、国や民族が違ったり、性別の違いからも色の感じ方は異なるようです。
つまり、色のイメージとしてここに書いていることはある人からすれば『正解』ですが、別の方からすれば『不正解』になるわけです。
あくまでも一例として参考・理解していただければ幸甚です!
RGBとは?
先程例に挙げたものが色のすべてではありません。
もっと言ってしまえば、正式な名称にはなっていないかもしれません。
(私が橙色だ!と書いているものは、正式には別の名前かもしれないということです。)
びっくりするほど色には種類があります。
『RGB』という言葉は聞いたことがあるかもしれません。
RGB(またはRGBカラーモデル)とは、色の表現法の一種で、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合の一種である。RGBは三原色の頭文字である。ブラウン管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)、デジタルカメラなどで画像再現に使われている。―
【引用】
wikipedia 『RGB』
RGB - Wikipedia
最終更新 2018年5月19日 (土) 19:26
『R』はRed、『G』はGreen、『B』はBlueを意味しています。
つまり【光の三原色】ですね。
それぞれを0~255の256段階で明るさを調整することが出来ます。
その数値の差と組み合わせで色が表現されるというわけです。
表現可能な色はR256×G256×B256=16,777,216色(約1677万色)です。
すべての数値が最大の時は『白』になり、すべての数値が最低の時は『黒』(照度0という意)になります。
重ねるほどに明るくなるため『加法混色』と言います。
また、この『RGB』はパソコンやテレビなどの画面を表示する際に用いられる色の表現方法です。印刷する際は『CMYK』を用いて色の表現を行います。
CMYKとは?
『CMYK』は良くプリンターなどで見かけると思います。
『C』はCyan、『M』はMagenta、『Y』はYellow、『K』はKeyplateを意味しています。
よく『K』をBlackやKuroだと勘違いしている人がいますが、画像の輪郭を表す言葉『Keyplate』が正解です。(私も昔はBlackだと思っていましたw)
先程の『RGB』は【光の三原色】でしたが、『CMYK』は『色材の三原色』です。
すべて重ねることで『黒』になります。
そのため『減法混色』と言います。
もしここで「?マーク」が頭に浮かんだ方はある意味正しいかもしれません。
『色材の三原色』??『色の三原色』と何が違うんだ?
『色の三原色』は赤・黄・青というのはご存知ですよね?
でもこの3つの組み合わせでは鮮やかな色は作ることが出来ないのです。
そのため、マニアックに感じるCyanやMagentaが使われているのです。
というか、重ねたら黒になるなら『K』はいらないんじゃない?
Cyan、Magenta、Yellowでも作ることが困難な色が『黒』なんです!
なんといったって、すべてを均等に混ぜる必要がありますからね。
そのため、綺麗な黒を表現するためにKeyplateが存在するのです。
印刷発注時の注意
『CLIP STUDIO PAINT』などのデザインツールは『RGB』で表現していますので、実際にチラシやポスターを印刷業者に頼む際は『CMYK』に変換しなければなりません!
これを怠った場合、ディスプレイ上とは違った色味で印刷が実行されることになります。(ほとんどの場合、少し暗くなります。)
間違っても印刷業者に文句は言ってはいけません(笑)
しかし、今は技術が進歩してきているのか、デザインツールも簡単な操作で『CMYK』に変換できますし、印刷業者も『RGB』で入稿されたデータを『CMYK』に変換した上で印刷してくれます。(デザインツールや印刷業者によって違いますので、必ず確認をして下さい。)
今回のまとめ!
今回のテーマは『配色』でしたが、『色』の基礎知識のような記事になってしまいました!ごめんなさい!(笑)
ただ、チラシやポスターを作成する際は必ず必要な知識になりますので、是非覚えておいてください!
色の知識があるだけで、様々な物やデザインに対する感じ方や考え方が変わってきますよ♪
ちなみに『CMYK』を日本では長い間『YMCK』と呼んでいました!
なんだか、『YOUNG MAN』のフレーズ『Y.M.C.A』に似てますね!(笑)
どーでもいいですね…OTL
次回も『配色』について記事にします!
色の組み合わせについてふれていこうかなと思います!
是非、次回もご覧ください♪
最後まで記事をご覧くださいましてありがとうございました♪
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